テーマ別のコンサルティング

SDGs宣言の作成

SDGs宣言は、企業や組織がSDGsに取り組むことを宣言し、社内外に広く開示するものです。本格的にサステナビリティ経営を推進する前段として、SDGsへの取組みに関する考え方や姿勢、重点分野などを簡潔な文章にまとめ、Webサイトなどで開示する企業や金融機関、自治体などが増えています。宣言を行うことでステークホルダーから認知され、組織内におけるSDGs推進の気運を高める効果もあります。

こんな企業・組織におすすめ

  • これから新たにSDGsに取り組む上で、まずは組織としての意思を表明し、広く伝えたい
  • 自組織におけるSDGsの取組みの気運を高めたい

実施期間の目安:3〜6か月

価値創造ストーリーの作成

価値創造ストーリーは、自社の価値創造の流れをまとめたものです。つまり、企業の「稼ぐ力」(強み・競争優位性)について、事業活動を通じて創出する利益(財務面)と社会に対して提供する価値(非財務面)の両面から、中長期的にどのように確保・向上させていくか、というストーリーです。(このストーリーを循環図として図式化した「価値創造モデル」を描く場合もあります。)

持続的な価値創造への取り組みを分かりやすく伝える価値創造ストーリーの作成を支援します。

こんな企業・組織におすすめ

  • 長期的にありたい姿やマテリアリティは既に特定できている
  • サステナビリティレポート、統合報告書、Webサイト等で投資家などに訴求できる情報開示をしたい

目指すゴール

  • 自社の価値創造の流れがひとつのストーリーとして組み立てられている
  • サステナビリティの取組みと経営戦略・事業戦略との考え方が統合されている
  • 中長期的に価値を生み出す時間軸を認識している

価値創造モデル

出所:Value Reporting Foundation “Integrated Reporting <IR> Framework”

実施期間の目安:3〜6か月

SDGsやサステナビリティに関するコンテンツの監修・制作支援

Webサイト、会社案内、各種報告書、SNSメディア、社内報、イントラネットなどさまざまな媒体における、SDGsやサステナビリティに関するコンテンツの新規掲載・更新、eラーニング・研修用資料などに関して、専門的な観点から内容の監修や制作支援を行います。

こんな企業・組織におすすめ

  • SDGsやサステナビリティの取組みは基本的に自走できているが、対外的に情報開示する際に専門家の助言を得たい
  • 既存の開示コンテンツをより充実させ、信頼性を高めたい

実施内容(例)

  • Webサイトに新設するサステナビリティページの監修
  • CSR報告書の改善に関する助言
  • SDGsに関する社内向けeラーニングコンテンツの制作支援
  • 就職情報サイト向けのSDGs関連コンテンツの監修

実施期間の目安:1か月〜

ビジネスと人権への対応

サステナビリティの取組みにおいて、人権尊重は最も重要な要素のひとつです。ビジネスを営むかぎり、サプライチェーン上のどこかで人権を侵害するリスクは決してゼロにすることはできません。だからこそ、人権リスクを適切に把握し、負の影響をできるだけ軽減し、是正・救済するという一連のプロセスを継続していくことが求められます。

ビジネスと人権への対応として、人権方針の策定、人権デューディリジェンスの実施、人権に関する教育・研修、人権尊重のための社内環境の整備、サプライチェーン管理、情報開示、救済措置(苦情・相談窓口やホットラインの設置)など全般にわたって、人権への負の影響を最小化するための取組み支援が可能です。ただし、すべてに取り組むのはとても時間がかかりさまざまなリソースが必要になるため、実状に合わせてできるところから少しずつ着手していくことが大切です。

こんな企業・組織におすすめ

  • 取引先企業から人権に関する対応を求められた
  • 人権方針を策定することで人権尊重の意思を表明したい
  • 組織内で人権に関する意識を向上させたい

目指すゴール

  • ビジネスと人権の内容と取り組む意義が十分に理解できている
  • 人権方針が策定・開示されている
  • 組織内外の人権課題に取り組む意識が醸成されている

実施内容(例)

  • ビジネスと人権という考え方や人権尊重の意義に関する講演・研修
  • 人権リスクの特定
  • 人権方針の策定
  • 人権方針の社内浸透

実施期間の目安:6か月〜

D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進

ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)は、サステナビリティやSDGsに欠かせない概念です。社会における多様性と包摂への認識・理解がだんだんと進んできていますが、企業・組織においてもD&Iを推進することは必要不可欠といえます。多様な人財を活用し、一人ひとりの個性を受け容れ尊重し、さまざまな意見やアイデアに耳を傾けることで、組織の競争力を高めることにも繋がります。

D&Iは人権と同様、一朝一夕では成しえない時間のかかるテーマで、長期的な視野で取り組んでいく必要があります。自組織にとってどのようなD&I推進ができるのか、一緒に考え推進していくお手伝いをします。

こんな企業・組織におすすめ

  • 多様な働き方ができる職場環境をつくりたい
  • 女性や外国人、障がい者など多様な人財が活躍できる組織にしたい
  • 組織内の心理的安全性を高めたい

目指すゴール

  • D&Iの本質や組織でD&Iを推進する意義が十分に理解できている
  • D&Iを推進するための取組みが全社的に始められている

実施内容(例)

  • D&Iの考え方や重要性に関する講演・研修
  • ジェンダー(LGBTQを含む)やアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)に関する課題の検討
  • 多様な働き方に関する認証の取得
  • 既存の制度・環境の見直し

実施期間の目安:3か月〜